社会人になってからホームページの作成に興味を持って「webデザインを勉強したい」と考える人は多くなっています。
実際、webデザインのスキルを学べる学校はここ数年で数が増え、働き方の多様化にも繋がっています。
ただ、実際に勉強を始めるとなると「難しそう」「何から勉強すればいいかわからない」と悩みますよね。
今回は社会人がwebデザインを学ぶべき理由やwebスキルの勉強法、webデザインのスキルを仕事に繋げる方法についてまとめます。
【なぜ今?】社会人がwebデザインを学ぶべき理由
近年、社会人のリスキリングが話題になっています。社会人がリスキリングをする際は、どの分野について学ぶかが大切です。
リスキリングの中でも注目されているのが、webデザインの分野。在宅でも仕事が可能ということで、3・4年ほど前から注目を集めています。
「どうして社会人が、今webデザインを学ぶべきなのか?」という理由は、主に次の3つです。
webデザインスキルのニーズは、年々高まりつつあります。個人でもホームページを持つことが可能になったこと。また企業単位でも、よりデザイン性と視認性に優れたページが必要とされているためです。
社会人がwebデザインを学ぶことで、それまでの自身の社会経験を踏まえたwebサイト作りができます。
また「webデザインの知識を身につけて、仕事の幅を広げたい」と目標を明確にして勉強に取り組むことで、身につくスキルもアップします。
将来的には転職やフリーランスと言ったキャリアチェンジも可能になるため、webデザインに興味がある方は今からでも勉強を始めるのがおすすめです。
ただ、勉強を始めると「時間がない」と、勉強できないことに対する言い訳をしてしまうこともあります。本当に時間が取れないなら仕方がないですが、勉強すると決めた以上は、限られた時間の使い方を真剣に考えるべきです。
限られた時間の使い方を考えられると、自然と勉強以外の時間の使い方もうまくなります。
後ほど効率的な勉強法を紹介するので、社会人の勉強における最大の壁である勉強時間について、じっくり考えてみましょう。
【挫折しない】社会人向けwebデザイン勉強法
社会人でwebデザインの勉強を始めると決心しても、どこから始めていいのかわかりませんよね。
webデザインの勉強を始めるなら、まずは次の順で勉強を進めてみましょう。
- ステップ1webデザインで最低限必要なスキルを知る
まずは、最低限抑えるべき基本スキルから勉強を始めます。webデザインで最低限抑えるべき主な項目は次のとおりです。
- webサイトの仕組み(サーバー・ドメイン・ブラウザの基礎)
- 必須の言語(HTML・CSS)
- ツールの使い方:(Photoshop・Illustrator・Figma)
- デザインの4大原則(近接・整列・反復・コントラスト)
これらの項目を書籍やインターネットの知識で抑えたら、発展的なwebデザインの勉強を始めましょう。 - ステップ2独学やスクールで応用知識を学ぶ
書籍やネットなどで知識を身につける独学もおすすめですが「基本的な知識でも学ぶのに自信がない」という方は、スクールを受講することも検討しましょう。
1人で学び続ける独学と、スクールを受講する方法で迷う方もいますよね。独学とスクール、それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
独学とスクール受講、どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分に合った勉強法で学びましょう。
当メディアのおすすめは、オンラインスクールなら「忍者CODE」、実際に通う形式なら「東京デザインプレックス研究所」です。
忍者CODEはサポート体制が整っているため、初めてオンラインスクールを受講するという方におすすめです。
忍者CODEの特徴については以下の記事でまとめています。
忍者CODEの受講コースやメリットを解説!【デメリットも】自分のペースでwebスキルを学びたい、またサポート面も重視したいならオンラインスクールの「忍者CODE(ニンジャコード)」を受講してみましょう。今回は「忍者CODEのメリット・特徴」についてまとめました。イチオシのスクールです。
忍者CODEの評判を知りたい!口コミや受講するメリットを紹介忍者CODEはwebスキルアップを目指す方におすすめのオンラインスクールです。でも「実際の評判はどうなの?」と不安に思うことも。今回は忍者CODEの評判や口コミ、また受講するメリットを紹介します。また東京デザインプレックス研究所は社会人向けのスクールで、自分と同じ仲間ができやすいのでおすすめです。
webデザイナーを目指すなら「WEBクリエイティブ専攻」のコースを受講しましょう。
東京デザインプレックス研究所については以下の記事でまとめています。
- ステップ3ポートフォリオを作成する
知識が身につき、勉強に区切りがついたら「ポートフォリオ」を作成します。
ポートフォリオとは、自身のスキルや実績・成果物をまとめた資料のことです。
ポートフォリオに掲載する内容の例は
- 自己紹介とスキル一覧
- 制作実績(デザイン案・コーディング)
- 制作過程(工夫した点、なぜそのデザインにしたか)
が挙げられます。ポートフォリオはあなたのスキルをアピールする、重要な資料です。スキルが的確に伝わるよう、注意しながら作成しましょう。
限られた時間を最大限に活かす!効率的な勉強法
社会人は勉強時間が限られるからこそ、時間を有効に使って勉強することが大切です。
効率的な勉強法の1つは「スキマ時間を活用する」こと。
通勤中の電車の中や、会社でのお昼休憩の後半など、ちょっとした時間を勉強時間に充てます。
1回の勉強時間は少なくても、積み重なれば膨大な時間となります。積極的にスキマ時間を見つけて、勉強時間に充てましょう。
また、インプットとアウトプットの割合も大切です。
理想は「インプット3割:アウトプット7割」で、勉強の倍、アウトプットの時間を取る必要があります。
例として
- HTMLやCSSの文法を覚えたら、コードを実際に打って簡単なサイトを模写する、自分でエラーを解決する
- デザインの原則を学んだら、自分でデザインカンプを作成する、テーマを決めてゼロからWebサイトを構築する
などが挙げられます。
最初は慣れないアウトプットに戸惑うかもしれませんが、実際に仕事にした様子を想像しながら、アウトプットに慣れていきましょう。
ただ、勉強を続ける中ではモチベーションが下がってしまう時はあります。
どうしても忙しくて勉強できない期間が続いたり、勉強しても理解できない項目が出てきたりすると、モチベーションが下がりますよね。
モチベーションを保つには「同じ勉強仲間を見つける」「小さな成功体験を積み重ねる」などが挙げられます。
以下の記事ではモチベーションを保ったり上げたりする、具体的な方法をまとめているので一度目を通してみてください。


webデザインスキルを仕事に繋げるには?
最後に、webデザインのスキルを仕事に繋げる方法を紹介します。
webデザイナーというと、真っ先に思い浮かべるのは副業やフリーランスです。たしかにwebデザインのスキルが身につけば、副業として収入の柱を増やしたり、最終的にフリーランスとして活躍できたりする道もあります。
ただ、未経験者がwebデザインのスキルを学んでそのままフリーランスになるというのは、正直難しい面があります。
私の知人のwebデザイナーも、デザイン経験が豊富でしたが、元居た会社を退職して次の仕事先を見つけるまでは苦労したそうです。
そのためwebデザインのスキルを学んだばかりの方は、まずは「クラウドソーシングサイト」で実績を積むか「未経験可」の企業に転職するのがおすすめです。
「クラウドソーシングサイトで案件を獲得できる」という小さな実績が積み重なれば、最終的に立派な実績となり高単価の案件も受注しやすくなります。
また「未経験可」の企業に転職できれば、経験豊富な先輩や上司からアドバイスをもらえ、よりあなたのスキルに磨きがかかります。
まずは「自分のスキルは通用するのか?」という確認も兼ねてクラウドソーシングサイトで案件獲得を目指したり、webデザインスキル以外であなたがアピールできる実績を持って転職したりという道を目指しましょう。
もちろん、スキルが通用しないと感じたら、今のスキルにプラスして勉強することも大切です。
クラウドソーシングサイトで単価アップに繋がりやすいのは「JavaScript」や「UI/UX」などの知識があること。
「どうしても案件を獲得できない」と悩んだら、今の知識を高めることはもちろん、新たな知識の勉強を行うのも忘れないでおきましょう。
まとめ
今回は社会人向けwebデザイン勉強法や、webデザインスキルを仕事に繋げる方法などをまとめました。
webデザインのスキルは、時代の変化と高まるニーズに対応できるスキルであること。
勉強するなら最低限の知識を身につけてから、そのまま独学で学んだりスクールを受講したりするのがおすすめです。
勉強時間はスキマ時間を積極的に活用し、まずはクラウドソーシングサイトでの案件獲得を目指しましょう。
webデザインの勉強は、あなた自身の未来への投資でもあります。スキルを身につけて、自身の可能性を広げましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!





