「キャリアアップのために英語を勉強したいけど、仕事が忙しくてクタクタ…。勉強する時間もない」
あなたもこんな風に悩んでいませんか?
学生時代とは違い、社会人で英語の勉強をするには「時間の確保」も含め、社会人向けのやり方が必要です。
今回は、社会人向けの英語勉強のやり方をロードマップ形式で紹介する他、
- 社会人の英語勉強が挫折しやすい理由と対策
- スキマ時間の英語習慣化テクニック
- 社会人におすすめの英語教材・ツール
についてまとめます。
「今年中に英語の勉強を始めたい」という方は、一歩を踏み出すための具体的なステップを一緒に見て生きましょう。
なぜ社会人の英語勉強は挫折しやすい?【原因と対策】
最初に結論を書くと、社会人が英語の勉強をする際は根性論で押し通すのではなく「仕組み化」を取り入れると継続しやすくなります。
ただ、これに気づかず以下のような原因で英語の勉強を挫折してしまう社会人は多いです。
まずは英語の勉強を挫折してしまう主な原因と対策を見ていきましょう。
「まとまった勉強時間」を作ろうとするから
英語に限らず「勉強しよう」と思った時、人はまとまった勉強時間を確保しようとします。
たしかに、まとまった勉強時間が確保できれば勉強を大幅に進められます。でも実際は仕事や家事で忙しく、まとまった時間は取れません。
時間が取れないと「また、まとまった時間が取れたら…」とループに陥り、結果的に勉強自体を挫折します。
対策は、ちょっとしたスキマ時間も勉強時間として積極的に活用すること。
まとまった時間が取れない社会人だからこそ、通勤時間や就寝前のちょっとした時間も無駄にせず、有効に使うことが勉強を続けるために必須なのです。
「まとまった時間が取れたらラッキー」だと捉え、スキマ時間を積極的に活用しましょう。
目標が曖昧な状態で参考書を買ってしまうから
学生時代はテストや受験勉強のためという明確な目標があったことで、英語の勉強にも積極的に取り組めましたよね。
でも社会人になると明確な目標が見つからず「とりあえず参考書を買えば勉強するかな」という曖昧な状態で勉強を始めがちです。
はっきりした目標が決まっていない状態で参考書だけ先に買うと、テキストの分厚さに勉強のやる気が削がれる結果に。
対策としては、この後紹介を書きますが「目標を明確にする」こと。
「英検準1級を取れたら昇進試験を受ける」「TOEICで700点を取ったら転職する」など、具体的な目標を持つと勉強を続けるモチベーションが保てます。
「とりあえず参考書を買う」のではなく、目標がはっきりしてから「どんな参考書を買うか?」を検討しましょう。
学生時代の「受験勉強」のままやろうとするから
学生時代は先ほど触れたようにテストや受験勉強があったため、英語を広く浅く網羅する必要がありました。
でも社会人で英語の勉強をやり直そうとした際、受験勉強のように広く浅く網羅しようと思うと、勉強する範囲が広すぎて一気にモチベーションが下がり挫折しやすいです。
対策としては、必要な範囲を見極めて勉強することが挙げられます。
営業職ならビジネス英語を、プログラミング関係職なら理系英語というように、あなたの仕事内容に合わせて英語の理解を深めると上達スピードが上がります。
特に仕事で英語を活用したい場合は、仕事に直結する分野の英語を学ぶことで即座に仕事の場で役立ちます。
社会人になってからの英語は、受験勉強のように「網羅する」のではなく「土台を最速で固めて、実践に移行する」ことを意識しましょう。
社会人のやり直し英語勉強「実践ロードマップ」
大人になってからの英語勉強のやり方は「土台を最速で固めて、実践に移行する」のが鉄則。
次は社会人向けに英語の勉強をやり直す、実践ロードマップを順に解説します。
ロードマップの概要は以下の通りです。
- ステップ1現在のレベルと最終ゴールを明確にする
- ステップ2【土台から】中学レベルの英単語・英文法から始める
- ステップ3「シャドーイング」でリスニング力と発音を鍛える
- ステップ4「瞬間英作文」でアウトプットを自動化する
1つずつ見ていきましょう。
ステップ1:現在のレベルと最終ゴールを明確にする
「英語の勉強をやり直したい」と思ったら、まずは自身の現状レベルを把握しましょう。
おすすめは「NHK英語力測定テスト」などの無料のwebテストを受けたり、勉強前にTOEICのテストを受けたりすること。
結果を見て自分の現況を知るのは辛いと思いますが「これが今の自分なんだ」と素直に受け入れ、勉強の起動力にしましょう。
レベルが把握できたら最終ゴールを明確にします。
「TOEICで700点以上取る」「海外の取引先とメールや簡単な商談ができるようになりたい」など、ゴールは具体的なほどモチベーションが保てます。
ゴールが決まったら勉強に使うノートの最初に書いておくと、モチベーションが下がった際に振り返りやすいです。
現在のレベルと目標となる最終ゴールがかけ離れていたとしても、今から勉強を始めれば必ず達成できます。
先ほども書いたように「土台を最速で固めて、実践に移行する」ためにも、今のレベルと最終ゴールをはっきりさせましょう。
ステップ2:【土台から】中学レベルの英単語・英文法から始める
自分のレベルがわかったら、早速英語の勉強に取り組みましょう。まずは土台を最速で固めるために、中学レベルの英単語・英文法から始めます。
「最速なのに中学レベル?」と思うかもしれません。でも中学レベルの英単語・英文法が、英語すべての基礎となります。
「大人の英語学習が伸び悩む原因の9割は中学文法の抜け漏れ」だと言われています。そのため最初は「薄いテキストを1・2冊、2週間で一気に解き切る」ことを意識しましょう。
ポイントは「スピード感を持って取り組む」こと。
社会人は勉強できる時間が限られているため、長々とノートにまとめるのではなく、読んで理解できればOKとしましょう。
ステップ3:「シャドーイング」でリスニング力と発音を鍛える
英単語と英文法の知識が身についたら、次は「シャドーイング」でリスニング力と発音を鍛えます。
シャドーイングとは、実際の英語音声を聞きながら影(シャドー)のように、1~2語遅れてから真似をして発音するトレーニング法のこと。
「聞き取れない音は、自分も発音できない」という脳の仕組みを利用して、耳と口を英語に慣れさせます。
シャドーイングは「1日10分・同じスクリプトを1週間繰り返す」のが基本。
最初は上手くできないかもしれませんが、続けるうちに耳と口が慣れていきます。スキマ時間に積極的に行ってみましょう。
ステップ4:「瞬間英作文」でアウトプットを自動化する
シャドーイングも余裕を持ってこなせるようになったら、最後のステップとして「瞬間英作文」に挑戦しましょう。
瞬間英作文とは、日本語の文を見て瞬時に英語に直して口に出す訓練のこと。
例えば「これは彼が作った本です」なら「This is the book he made.」という具合です。
これまで積み上げてきた、頭の中にある「英語の引き出し」を開ける速度を圧倒的に速くできるため、仕事で実践した際にも言葉詰まりを解消できます。
瞬間英作文が余裕でできるようになれば、英検の資格取得やTOEICの点数アップも狙えます。
資格取得や点数アップの結果が得られたら、仕事場や転職活動で英語ができることを積極的にアピールしましょう。
忙しい社会人でも続く!スキマ時間の英語習慣化テクニック
実践ロードマップを紹介しましたが「具体的に、どう生活に落とし込めばいいかわからない」方もいますよね。
次は忙しい社会人でも継続できる、スキマ時間を活用した英語学習の習慣化テクニックを紹介します。
机に向かう勉強ではなく、生活の導線に英語を組み込みましょう。
【通勤・移動中】スマホアプリと音声学習をルーティン化
通勤時間や移動中は、社会人にとって貴重な勉強時間です。ただ重い参考書を開くと、特に電車やバスでは他の乗客の邪魔になってしまうことも。
そんな時はスマホのアプリと音声学習を取り入れてルーティン化しましょう。
スマホに英語学習のアプリをインストールしておけば、他の乗客に迷惑をかけず、勉強自体もスマートに行えます。
またスマホでの学習をルーティン化させれば「通勤時間・移動中は勉強する時間」と意識が向くため、やる気をそれほどかけずに勉強できるようになります。
何かと手持ち無沙汰になりがちな時間でもあるので、積極的に勉強時間として活用しましょう。
【お風呂・就寝前】1日の終わりの「5分間」で復習
「お風呂に長時間入浴する」または「就寝前に時間が取れる」場合は、その日1日の復習に充てましょう。1日の終わりに復習することで、眠る間に記憶が定着し、覚えたことも忘れにくくなります。
ただ、仕事や勉強の疲れが出る時間帯でもあるので、復習は5分程度で終わらせるのがおすすめ。5分間だけ集中し、単語を思い出したり英会話の聞き取れなかった部分を再度聞いたりするなどします。
机に向かえる時間があればいいですが、そうでなければ入浴中や就寝直前に復習を行いましょう。
【スケジュール管理】手帳やアプリで勉強時間を先取りする
勉強を継続するにはスケジュール管理も大切です。
「今日勉強する範囲」や「今週の目標」を具体的にすると、何をすればいいのかはっきりするため「今日は何をしよう?」と迷う時間がなくなります。
勉強のスケジュール管理は、紙の手帳やスマホのアプリなど、あなたが管理しやすいツールを使いましょう。
紙の手帳なら、時間管理を厳密に記入できる「バーチカル」タイプの手帳がおすすめ。またスマホのアプリは「TODO」機能があるスケジュールアプリだと、達成感を味わいやすいです。
手帳やアプリで勉強時間を先取りして、無理なく英語の勉強を続けましょう。
【目的・レベル別】社会人におすすめの英語教材・ツール
最後に目的・レベル別に、社会人におすすめの英語教材やツールを紹介します。
これから紹介する英語教材やツールは、定番かつ評価も高いものなので安心して使えます。
「具体的にどんな教材やツールを使えばいいの?」と迷っている方は、参考にしてみてください。
【基礎を固めたい】初心者向け最初に買うべき参考書
「基礎をまずは固めたい」と、英語の勉強を始めたばかりの社会人におすすめしたいのは、次の2冊の参考書です。
【単語】改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル/アルク
アルクの『改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル』は、2012年7月に刊行された『キクタンBasic4000』の改訂版です。
本書とキクタン専用のアプリを組み合わせることで、目からだけでなく、耳・口・手をフル活用して英単語を覚えられます。
特徴は音声(チャンツ)に合わせて覚えること。
チャンツにあわせてリズムよく単語を覚えられるため、通勤中に耳だけで単語の復習をするのに最適です。
「単語をただ覚えるのが苦痛」という方は本書を取り入れてみましょう。
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【文法】中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版/学研プラス
学研プラスの『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』は、中学の3年間で習う全文法が収められた1冊です。
見開き1ページで左にイラスト付き解説、右に基本問題が掲載されているため、パッと見てわかりやすく、1回分は5分あれば終えられます。
またスマホでの音声再生にも対応しているため、気軽に復習できるのも嬉しいポイント。
オールカラーで見やすいため「文法は難しいイメージがある」という方でも読みやすく、理解しやすい1冊となっているためおすすめです。
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【タイパ重視】スマホ1つで完結する優秀英語アプリ
「とにかく時間がないからタイパを重視したい」という社会人には、スマホ1つで完結する次の英語アプリがおすすめです。
スタディサプリENGLISH(ビジネス英語コース/TOEIC対策コース)
アプリで英語を総合的に学びたい、またシャドーイングに重点的に取り組みたい方におすすめなのが「スタディサプリENGLISH(ビジネス英語コース/TOEIC対策コース)」です。
1回3分から始められ、ドラマ仕立てで英語を学べるため楽しんで取り組めます。
またシャドーイング用の録音機能やディクテーション(聞き取り)もスマホだけで完結するため、通勤時や移動時のスキマ時間を最大活用できるのも特徴。
スマホのホーム画面の1ページ目、一番押しやすい特等席にスタディサプリのアプリを配置して、SNSを開く代わりに英語アプリを開くようにしましょう。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
瞬間英作文に力を入れたい人におすすめのアプリは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。本アプリは同名のCDブックも出版されており、名著とも呼ばれています。
アプリ版にも内容の濃さは引き継がれており、中1~中3レベルの「知っている英語」が「使える英語」に変換できます。
書籍で実践するものいいですが、アプリ版だとシャッフル機能や音声自動再生機能があるため、本で実践するよりも圧倒的にテンポよく「脳の英語筋トレ」が実践可能です。
「書籍版も持っているけどアプリ版も気になる」という方は、この機会にインストールしてみましょう。
【とにかく実践】ビジネス英語・TOEIC対策特化のオンラインサービス
「英語のレベルは上がっているから、あとはとにかく実践したい」という社会人には、ビジネス英語やTOEIC対策に特化した、以下のオンラインサービスがおすすめです。
Bizmates(ビズメイツ)
オンライン英会話のおすすめは「Bizmates(ビズメイツ)」です。
ビズメイツは汎用的な日常会話ではなく、ビジネス英語に特化したサービス。講師が全員ビジネス経験者のため、より実践的なビジネス英語が習得でき、仕事で活かしやすいのが特徴です。
入会費・会員費は0円で、休止・再開は自由、受講可能時間は5時~25時とサービス面でも充実しているため、忙しい社会人でも続けやすいです。
ビズメイツを受講する目安は、先ほど解説した「社会人のやり直し英語勉強『実践ロードマップ』」のステップ3・4まで進んだ頃。実践の場として活用しましょう。
Santa(サンタ)アルク
TOEIC対策のおすすめは「Santaアルク」というAIを用いたTOEIC学習アプリです。高精度なAIが、わずか数問で現在の想定スコアを算出し、苦手な問題だけをパーソナライズ化して出題してくれます。
無駄な問題を解く時間が省けるため、特に忙しい社会人におすすめの学習アプリです。
「AIによるスコア診断」「200本超の講義動画」「実力分析レポート」などは無料プランでも利用可能。
ただ学習パートは「1日1ユニットのみ」という制限があるため、本格的に利用するなら有料プランへの登録が必要です。
料金プランは「1週間プラン: 4,900円」「3ヶ月プラン: 29,700円(月額換算 9,900円)」「6ヶ月プラン: 49,800円(月額換算 約8,300円)」となっているため、利用したい期間に応じて選びましょう。
まとめ:英語の勉強は「仕組み化」すると成果が出る!
今回は、社会人向け英語勉強のやり方についてまとめました。
社会人が英語の勉強を行う際は、まず現在のレベルと最終ゴールを明確にすること。
実際に勉強を始める際は、中学生レベルの英単語・英文法から学び始めると土台が固まります。
また必要に応じて参考書やアプリを取り入れると、習得の速度が大幅に上がります。
英語の勉強は、勉強自体を仕組み化すると成果が確実に出ます。
まずは「今日できる小さな一歩」として、アプリをインストールしたり本棚から参考書を出したりして、無理のないスケジュールで確実に英語の力を身につけましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!


