「休日に勉強しようとしても、ついダラダラと過ごしてしまう…」。社会人なら誰もが抱える大きな悩みです。
ただ、休日勉強を仕組み化するコツを知り、無理のないスケジュールを立てれば、社会人の休日勉強を「挫折ゼロ」にできます。
今回は社会人向けに、休日勉強を仕組み化するコツやおすすめスケジュールを紹介します。
この記事をきっかけに「あぁ、今日も休みに勉強できなかった…」という自己嫌悪のループから抜け出しましょう!
データで確認!「社会人の休日勉強」リアルとメリット
最初に結論を書くと、休日にほとんど勉強できないのはあなたの意志が弱いからではありません。
理由は1日1分以上勉強するだけで、全国平均以上になるためです。
社会人の勉強の実態について、まずは詳しく見ていきましょう。
周りはどれくらい?社会人の平均勉強時間
令和3年の統計結果によると、社会人の全体平均学習時間は7分/週で、1日あたり1分となっています。普段から勉強している社会人の平均だと123分/週で1日あたり約18分。また社会人で勉強している人の割合は約4割です。
つまり、勉強しているだけで4割の中に入れ、休日にまとめて2時間以上勉強すると平均時間を超えることになります。
現在は勉強をする人としない人との二極化が広がっているため、平日もしくは休日だけの勉強でも十分凄いことなのです。
また、仕事や家事・介護の疲れから休日に勉強できないとしても、あなたの意志が弱いからではなく、全国的に見ると普通のことでもあります。
もし平日に勉強していて休日になると手につかないという場合は、平日に勉強しているだけでも全国平均以上になるので、休日に勉強しない自分を責めなくても大丈夫ですよ。
【出典】e-Stat「令和3年社会生活基本調査 / 調査票Aに基づく結果 生活時間に関する結果 生活時間編(全国)」
休日勉強を続ける人が得られる「3つの圧倒的ベネフィット」
休日勉強を続けると、3つの圧倒的なベネフィットが得られます。
1つ目は「キャリアアップ」。
仕事で必要な知識や資格を得るために勉強を続けると、会社から評価されキャリアアップに繋がります。
またフリーランスの方は興味ある分野の新たな知識を得ることで、自身の仕事の幅が広がり、収入に直結します。
2つ目は「市場価値の上昇」。
転職時に備えて休日勉強を続ければ、いざ転職となった際にスキルが評価され自身の市場価値が上がります。
市場価値が上がるとあなたを求める企業も多くなり、選択肢も広がるため本当に転職したい企業へ再就職できる可能性が高まるのです。
3つ目は「自信の獲得」。
勉強を続け、キャリアアップや市場価値の上昇を自分でも感じられると、その実感は自信に繋がります。
「勉強を続けられている」という実感自体も自信に繋がるため、プラスしてキャリアアップや市場価値の上昇も感じられると大きな自信が得られます。
ここまで挙げた3つのベネフィットの他にも休日勉強を続けるベネフィットは多いため、休日勉強には大きなメリットがあるんです。
「ついダラダラ…」を防ぐ!休日勉強を仕組み化するコツ3つ
「休日勉強のメリットはわかっているけど、休みだとダラダラ過ごしてしまう…」。多くの社会人は休日に仕事の疲れを取るだけで精一杯ですよね。
でも休日にダラダラしてしまうのは、繰り返しますがあなたの意志が弱いからではなく、仕組みが整っていないから。
次は休日勉強を仕組み化するコツを3つ紹介します。
物事は仕組み化するだけで、行うまでの労力が大幅に減ります。休日勉強も仕組み化して取り組んでみましょう。
平日の疲れを持ち込まない|前日夜の過ごし方
休日にダラダラして勉強できない原因は、実は「土曜の朝」ではなく「金曜の夜」にあります。
社会人が休日になると動けない最大の原因は「平日の疲れ」と「夜更かし」です。
金曜の夜に開放感から夜更かしをすると、土曜の午前中が睡眠や体調不良で潰れてしまい、午後から動くことに。
すると家事や趣味をするだけで手一杯になり「あぁ、今日も駄目だった…」と勉強できなくなります。
日曜に勉強すると決めても遅くに起きた影響から夜も眠れなくなり、再び夜更かしをして勉強できなくなり、そのまま仕事へ。
そして金曜の夜になるとまた夜更かしを…という負のループに陥るのです。
負のループを断ち切るには、金曜の夜は平日と同じ時間に寝ることが入り口になります。金曜夜の夜更かしタイムを「土曜午後のご褒美タイム」へスライドさせるのです。
そして金曜のうちに机の上もセットしておきます。
土曜の朝、起きてすぐ勉強を始められるよう、テキストを開き、ペンを置き、ノートを広げた状態にして眠りにつきます。
「クローズド・スタンバイ」とも呼ばれる方法ですが、休日勉強にも効果的です。
金曜の夜は準備をし、いつも通りの時間に寝て、土曜朝の勉強に備える。
勉強を午前中に終えたら、午後は思いきり休んだり美味しいものを食べたりしてご褒美タイムを満喫しましょう。
やる気スイッチをオンにする環境づくり|意志に頼らない
「やる気が出たら勉強しよう」。誰もが何度も、嫌になるくらい考えていることですが、実は間違った考え方です。
実はやる気は「動くからやる気が出る」という作業興奮から起こる脳の仕組みのこと。まずは始めないと、本当のやる気は出ないのです。
ただ自宅にはテレビやスマホ、ベッドなど誘惑が多く、最初のやる気が出づらいですよね。
人間は誘惑に勝てないようできているため、作業興奮の仕組みが働く最初の5分を強制的に突破する仕組みが必要です。
最初の5分を突破するには
- スマホを物理的に隔離(別室に置く・鞄の底にしまう)
- とりあえず着替える(部屋着から着替えることで脳のリラックスモードを解除する)
ことが有効。
スマホを隔離したり外に出かけられるようなジーンズやシャツに着替えたりするだけでも、場合によっては5分近くかかります。
これらをやる気の入り口にして、そのまま勉強へスムーズに繋げましょう。
「時間」でなく「タスク」で|スケジュールの区切り方
「今日は3時間勉強する!」と決めても、いつの間にかダラダラしていませんか?実は目標の立て方にもコツが必要なんです。
時間を目標にすると、机に向かってボーッとしている時間やスマホを操作している時間まで勉強時間としてカウントしてしまいます。
また「3時間もやるのか…」と心理的なハードルも上がってしまい、勉強を始めるのが億劫にもなります。
これらを防ぐには、目標は時間ではなく「小さく具体的なタスクに分解する」ことが有効です。
- テキストを5ページ読む
- 過去問を10問解く
- 単語を20個覚える
など、やることを明確にします。
すると「とりあえず、これだけやってみよう」という気持ちになり、加えて先ほど解説した作業興奮効果も合わさり、やる気スイッチが一気にオンになるんです。
ただ「タスクを延々と続けてしまって、いつの間にか疲れが溜まってしまう」という方もいますよね。その場合は「ポモドーロ・テクニック」を取り入れてみましょう。
ポモドーロ・テクニックとは「25分の集中」と「5分の休憩」を1セットとし、繰り返す時間管理法のこと。短時間の集中に短時間の休憩を挟むことで疲れにくくなり、集中力も長続きします。
ポモドーロ・テクニックを取り入れる際は「午前中に3セット消化する」と、ゲーム感覚で勉強を行うとやる気が長続きするのでおすすめです。
集中力を最大化に!休日勉強のスケジュール例【タイプ別】
休日勉強を仕組み化するコツを取り入れると、自然とそれまでの休日の過ごし方も変わります。
ただ「具体的にどう時間を組み立てればいいの?」と迷いますよね。
次は集中力を最大化する、休日勉強のスケジュール例をタイプ別に紹介します。
【朝活・独身向け】午後は自由に|午前集中スケジュール
まずは朝活をしたい方や独身者向けに、平日の疲れを最小限に抑えつつ、休日の自由時間も確保するためのスケジュールです。
「起床時間を平日と大きくズラさない」ことをポイントに、以下のスケジュールを取り入れてみましょう。
- 07:30起床・軽いストレッチ
起床時間を平日の+1時間以内に抑えて生活リズムをキープ
- 08:00朝食・身支度
ダラダラせず、外に出られる格好に着替えてスイッチを入れる
- 09:00【勉強セッション1】カフェまたは自宅で
一番ヘビーな課題を行います。脳が一番元気な時間帯に、最も頭を使う問題演習やインプットを行いましょう
- 11:0015分休憩+【勉強セッション2】
引き続き同じ場所で勉強(復習やノート整理)
- 12:30勉強終了!ランチへ
- 13:30〜完全な自由時間
趣味、買い物、友人との約束など
このスケジュールのメリットは、お昼過ぎには今日のタスクを終えられるため「せっかくの休日を勉強だけで終わらせてしまった…」という罪悪感がゼロになること。
午後を思いきりご褒美として楽しめるため、勉強のモチベーションも続きやすいです。
起床時間や勉強時間は微調整して、あなたの理想のスケジュールを作り上げましょう。
【家庭・育児両立向け】スキマ時間をフル活用|細切れ分散スケジュール
次は「まとまった時間は1時間も取れない」という、既婚者や子育て中の社会人に向けたスケジュールです。
家族の予定に合わせて「スキマ時間をかき集める」意識で、以下のスケジュールを取り入れましょう。
- 06:00〜07:00【朝の静寂タイム】(50分)
家族が起きてくる前の1番静かな時間。ここで今日絶対にやりたいコアな勉強を終わらせます
- 07:00〜13:00家族の時間・家事・育児
勉強のことは忘れて全力で楽しむ・こなす
- 13:00〜14:00【子供の昼寝・お出かけのスキマ】(40分)
リビングの片隅やスマホアプリを使って、暗記モノや講義動画の視聴など、中断しても大丈夫な勉強を
- 14:00〜21:00家族の時間・夕食・お風呂
- 21:30〜22:30【夜の静かな1時間】(50分)
1日の振り返りや、明日行う勉強の整理、読書など、リラックスしながらできることを
このスケジュールのメリットは、細切れでも勉強時間を確保できること。上記のスケジュールだと、合計2時間以上も勉強時間を確保できます。
勉強というと、どうしても「まとまった時間に、できたらやろう」と思いがちですよね。でもスキマ時間を勉強に充てることで「20分あれば動画講義が1コマ見られる」というマインドに切り替えられるため、忙しい方でも確実に前進できます。
特に「朝の静寂タイム」と「夜の静かな時間」は貴重な勉強時間なので、睡眠時間を調整しながら勉強に取り組みましょう。
疲れた頭をリフレッシュ|正しい休憩の挟み方
休日勉強を続けるには、疲れた頭をリフレッシュさせる「正しい休憩」を取り入れると、より効果的です。
おすすめの休憩方法は次のとおりです。
- スマホを見る休憩はNG:脳が文字や画像処理でさらに疲れるため
- 目を閉じてボーッとする:情報処理で脳に溜まったゴミを掃除する時間を設ける
- 立ち上がって軽いストレッチをする:体を動かすことで良い気分転換になる
- 飲み物を淹れる:立ち上がったついでに行い、飲むことでホッとできる
- 勉強する場所から物理的に離れる:ベランダやお手洗いなどに行くことで身体的にも休憩だと理解できる
取り入れやすい休憩を挟みつつ、疲れを感じたら無理せず勉強を中断するなど、臨機応変に対応しましょう。
自宅or外?生産性が爆上がりするおすすめ勉強場所
休日勉強をする際は、勉強する場所にもこだわりたいところ。不快に感じる場所で勉強を始めると「集中できない…」となり、勉強が続かなくなるためです。
次は生産性を爆上げする勉強場所として「自宅」「外」のおすすめポイントを紹介します。
【自宅】誘惑遮断!自分だけの「集中空間」を作る方法
「自宅で勉強した方が捗る」「休日は外に出たくない」という方は、休日勉強は自宅ですることを基本にしましょう。
ただ、先ほども書いた通り自宅には誘惑の素が多いです。そんな中で勉強を続けるには「自分だけの集中空間」を作ることがポイントとなります。
主な方法としては
- スマホはとにかく隔離する
- 机に勉強道具以外を置かない
- 音楽を聞く・飲み物を一口飲むなど集中トリガーを用意する
などが挙げられます。
特にスマホは誘惑そのものと言っても過言ではないため、自然と手が伸びてしまう場合は物理的に隔離したりマナーモードや電源を切るなどソフト面でもオフにしたりして集中空間を作りましょう。
また先ほど紹介した「休日勉強を仕組み化するコツ3つ」も取り入れると、さらに効果的です。
自宅で集中空間が作れると、コスパにもタイパにも繋がります。休日勉強をしたいと思い立ったら、まずは自宅に集中空間を作ることから始めましょう。
【外】有料自習室・図書館などをフル活用!
「自宅だと勉強が捗らない」「家に閉じこもっているのが嫌だ」という方は、外の施設での勉強を取り入れましょう。
社会人でも勉強できる施設は意外と多いです。
代表的な場所として
- 公立図書館
- 有料自習室
- 生涯学習センター・公民館の自習スペース
- チェーン店のカフェ
- ファストフード店
などが挙げられます。
公立図書館は無料で利用できたり、有料自習室は自分と同じく勉強する人だけが集まっているため集中しやすかったりと、それぞれの場所にメリットがあります。
ただ「混雑する時間帯がある」「利用に月額料金がかかる」などデメリットがあることも。
社会人が勉強に利用できる施設については以下の記事で詳しくまとめています。「外で勉強したい」と思った際に役立ててください。


【気分転換に】最強の集中テクニック「場所移動」
自分が望んだ勉強場所なのに「同じ場所で勉強を続けていると息が詰まる…」という方もいますよね。
その場合は最強の集中テクニック「場所移動」を使いましょう。
その名の通り「勉強場所を移動するだけの方法」ですが、場所を移動するだけで良い気分転換になり、息が詰まる感覚もスーッと消えます。
自宅で勉強していたらなら外の施設へ。外で勉強していたなら別の施設か自宅へと、なるべく今の環境とは違う場所を選ぶのがポイント。
ただ「場所移動は面倒」と感じる方は、自宅なら「飲み物を変える」、外の施設なら「お手洗いに行く」「目薬を差す」などして気持ちを切り替えるのもおすすめです。
それでも息が詰まるなら、勉強に対して疲れが溜まっていることも考えられるので思いきって勉強自体を休むことも検討しましょう。
【何から始める?】社会人の休日勉強におすすめテーマ・スキル
社会人で休日勉強を始めたいという方は「何から取り組めばいいか、勉強自体の内容で迷う」ケースも多いですよね。
最後に社会人の休日勉強におすすめのテーマやスキルを紹介します。
【王道】キャリアの選択肢を広げる「資格・語学」
休日勉強の王道とも言えるのが「資格」や「語学」の勉強です。
資格や語学は取得・習得することで仕事でも活かせ、キャリアの選択肢を広げる効果もあります。
今携わっている仕事で活かせる資格ならそのまま収入アップに繋がり、将来的に必要だと思える語学なら、転職後を見据えた勉強にもできます。
もしこれといった資格や語学が思いつかない時は、学生時代の英語を学び直すのもおすすめ。
中学時代の英語を学び直すことは英語の基礎力向上にもなるので「とりあえず何か勉強したい」場合は英語の勉強を始めてみましょう。
毎日の仕事を楽に「ビジネス・ITスキル」
特にデスクワークに携わっている方は、仕事で用いるビジネススキルやITスキルを休日勉強に取り入れましょう。
ビジネススキルやITスキルを身につけると、デスクワークでは仕事の速さや丁寧さに直結します。また特定のスキルを取得することで職場での評価が上がり、昇給に繋がることも。
「パソコンスキルに自信がない…」と悩んでいる方は、この機会にビジネス・ITスキルの休日勉強を始めましょう。
【迷ったらコレ】視野を広げる「読書・学び直し」
「ガッツリ勉強は、まだいいかな…」という方は、まず読書や学生時代の学び直しから入るのがおすすめ。興味のある分野の本を読むことで、本を読む感覚がテキストを読む感覚とリンクします。
特に「最近本を読んでいない」方は、勉強前に本を何冊か読むことから始めましょう。
また学生時代に得意だった・苦手だった教科を学び直すことも、休日勉強の入り口になります。得意だった教科は楽しんで進められ、苦手だった教科はゆっくり学び直すことで新たな発見に繋がることも。
現在は社会人向けの参考書も出版されているので、この機会に手に取ってみましょう。
まとめ:小さな一歩から「大人の学び」を楽しもう
今回は、社会人向け休日勉強の仕組み化と、おすすめスケジュールをテーマにまとめました。
休日勉強を仕組み化するには「前日夜の過ごし方」や「やる気スイッチをオンにする環境づくり」「タスクで区切るスケジュール管理」がコツとなります。
また休日勉強のスケジュールは、タイプ別に組み立てると続けやすいです。
さらに勉強場所や勉強内容も工夫すると、休日勉強を長期間続けやすくなります。
社会人は自由が利く時間が限られているため、大きな学びの一歩はなかなか踏み出せません。でも休日勉強を取り入れると、小さくても確実な一歩が踏み出せます。
早速、次の休日前夜から小さな一歩を踏み出して、大人の学びを楽しんでみましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

