「仕事が終わると疲れて勉強する気力が湧かない」
「毎日1時間も勉強している人と比べて、自分は5分ぐらいしかできていない…」
仕事や家事に追われて勉強時間が取れず、さらにSNSで毎日1時間も勉強できている社会人を見てしまうと、焦ったり自己嫌悪を感じたりしがちです。
でも実は、社会人は1日15分勉強するだけで、全国上位の「勉強している人」になれるのです。
今回は「毎日勉強」が当たり前になる、社会人におすすめの勉強テーマや継続のコツについてまとめます。
「今の自分を変えていきたい」という思いがある方は、今回の記事が変わるきっかけになりますよ。
社会人の勉強時間のリアル【1日15分でOK】
結論をまず書くと、社会人の勉強時間は「1日15分」を目標にして、それをクリアするだけでOKなんです。
「1日1時間は勉強しなきゃ」と焦っていた方は「1日15分だけでいいの?」と驚いたはず。
実は1日15分というのは適当に言っているのではなく、国の統計結果に基づいた数値なのです。
まずはその詳細を見ていきましょう。
毎日勉強している社会人の割合と平均時間
社会人の勉強時間の統計データでもっとも有名なのが、総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」のデータです。
こちらによると、社会人全体の1日あたりの平均勉強時間は約7分。また社会人の約94.3%が「勉強時間0時間」で、勉強習慣自体がないのです。
勉強習慣がある社会人の平均データに絞ると週に123分、1日あたり約17~18分となります。
全体の平均時間と差があるのは、9割以上の社会人が日常的に勉強しておらず、平均値を大きく引き下げているため。
つまり7分以上勉強すれば全体の平均以上、また20分勉強すれば勉強習慣がある中でも上位となるのです。
間を取って1日15分程度勉強すれば、社会人の勉強時間としては十分と言えます。
「勉強しなきゃ」と焦る必要がない理由
またマイナビ転職エージェントなど民間調査でも、日常的に勉強している人の割合は30~40%前後、平均勉強時間は平日で20~30分程度、休日で45分~1時間程度となっています。
これらの調査結果から、実態は9割以上の社会人が勉強時間はゼロであり、毎日机に向かえる人はごく一握りなのです。
繰り返しますが、1日15分勉強するだけで上位数パーセントの平均以上になれるため、あなたが「毎日1時間は勉強しなきゃ」と他人と比べて焦る必要はありません。「勉強が続かない」と悩んでいる方も、机に向かえるだけで立派だと言えます。
SNSでは毎日勉強している人のアカウントを見かけると思います。でも、実際は勉強している人の方がまれなので、輝いて見えるSNSと自分を比べなくても大丈夫です。
「勉強しなきゃ」と焦る気持ちをまずはクールダウンして、余計な力を抜いてみましょう。
【出典】
毎日勉強したい社会人におすすめのテーマ3選
「1日15分を目安に、これから勉強を始めたい」という社会人は、勉強のテーマ選びも大切です。せっかく勉強するなら、自分のためになる勉強をしたいですよね。
次は、毎日勉強したい社会人におすすめの「勉強テーマ」を、厳選して3カテゴリー紹介します。
これから紹介するテーマに少しでも興味が湧いたら、勉強のテーマとして採用してみてください。
英語・IT・資格|キャリアに直結
「自分のキャリアに活かせる勉強がしたい」という方におすすめのテーマは、英語やIT、また仕事に関係する資格取得です。
英語を勉強して英文読解や英会話ができるようになれば、転職時に外資系企業も選択肢に入れられます。
IT分野は現在需要が高まっているため、プログラミングやwebデザインの勉強を始めるのに最適なタイミングです。
また、あなたが目指したい分野の資格取得を目指すことで、取得した資格が自分のスキルを証明することに繋がるためキャリアの選択肢が広がります。
「将来のキャリアをどうしたいか?」と考えた上で、これらのテーマを積極的に勉強してみましょう。
ビジネススキル・オフィスソフト|業務効率上昇
「今の仕事の業務効率を上げたい」という方におすすめのテーマは、ビジネススキルやオフィスソフトについてです。
ビジネススキルは、勉強することで社会人としての品格を一段階上げることができます。
特に営業など人と接する業務に就いている方は、ビジネススキルを勉強することで業務に活かせ、顧客からの信頼を獲得できるんです。
またWordやExcel、PowerPointといったオフィスソフトを勉強すると、作成する資料の質や作成スピードが上がり、業務の効率化に繋がります。
特にオフィスワークが多い方は、オフィスソフトを改めて勉強することで自分でも知らなかった機能を再確認できることも。
ビジネススキルやオフィスソフトは仕事に反映されやすいテーマなので、「すぐ目に見える成果がほしい」という場合は勉強してみましょう。
読書・教養|思考力・視座の向上
「考える力を鍛えて、視座を高くしたい」という方におすすめなのは、読書をしたり教養を学んだりすることです。
読書は特に、ビジネス書や自己啓発本のジャンルを読むのがおすすめ。自分に足りていないと感じるテーマの本を選び、読後に内容を実践することで、思考力と実践力が向上します。
また教養の中でもビジネスマナーを学ぶことで、人前に出ても恥ずかしくない所作が身につきます。
さらに読書や教養についての学びを継続することで、物事を見る視点である視座が高くなり、様々な立場で物事を考えられるように。
「これといって勉強のテーマを決めていない」という方も、まずは読書や教養を学ぶことから始めてみましょう。
「毎日勉強」が当たり前に|5つの習慣術
勉強するテーマが決まったら、さっそく今日から勉強を始めましょう。
次は「毎日勉強」が当たり前になる「5つの習慣術」を紹介します。
すべてを取り入れた方が効果は増しますが、まずはできそうな習慣術から取り入れましょう。
1日15分から始める
「勉強をこれから始める」社会人の場合、最初の勉強時間は冒頭でも書いたように「1日15分」を目安にしましょう。
15分勉強するだけで全国の上位数パーセントのグループに入れるとわかれば、気持ちも楽に取り組めるはず。
もし「15分でも辛い」と感じたら、時間を10分・5分と短くしても大丈夫です。
勉強のハードルを極限まで下げて、毎日続けられる時間を割り出しましょう。
「○○のついで」に勉強する
勉強は「何かのついで」にすると、習慣化までのスピードが速まります。
「朝、コーヒーを淹れたら15分勉強する」「休日は朝食の後片付けを済ませたら1時間勉強する」と既存の習慣に組み込むことで行動が自動化し、勉強自体のハードルがグッと下がります。
勉強を紐づける習慣は、あなたが当たり前のように行っている行動がおすすめ。
毎朝必ずコーヒーを飲むならそのついでに、通勤・移動時間が暇だと感じたらその時にと、勉強に紐づけられそうな時間があったら積極的に紐づけましょう。
手帳やアプリに記録する
勉強できたことを記録し、目に見えるよう可視化することも毎日勉強を続けるには大切です。人は成果を実感できると「もっとやってみよう」とモチベーションが上がり、毎日続ける気力も湧くためです。
おすすめは紙製の手帳やスマホのアプリを使用すること。
紙製の手帳なら、直接手で書き込むことが勉強の振り返りにも繋がり、良質なアウトプットにもなります。
またスマホのアプリなら気軽に記録でき、アプリによってはグラフ化もできるため勉強の成果を振り返る際に役立ちます。
もちろん、両方を併用するのもおすすめ。
勉強をしただけで終わらせず、モチベーションを保つためにもできたことを積極的に記録・可視化していきましょう。
スキマ時間をフル活用する
毎日勉強を続けるには、時間の使い方も重要です。
特に社会人は、勉強のためのまとまった時間が取れにくいため、15分単位のスキマ時間を積極的に勉強時間とする方がおすすめ。
スキマ時間の例としては
- 通勤・移動時間
- 昼休憩の15分
- 入浴後から寝るまでの時間
などが挙げられます。
1回の時間は短いですが、積み重なれば膨大な時間になり長時間勉強したことと同じになります
まずは目標勉強時間の15分がどこかで取れないか、1日のスケジュールを振り返ってみましょう。
「テキストを開くだけ」でOKにする
理想は毎日勉強を続けることですが、仕事や家事の疲れから「どうしても今日は勉強できない」という日もやって来ます。
その際は「テキストを開くだけ」「机に向かってノートパソコンを起動するだけ」と、勉強のハードルをさらに下げて、それができたらOKとしましょう。
テキストを開いたりパソコンを起動したりした後、「せっかくだから少しだけ」と勉強を始めてもいいですし、疲れていたら「テキストは開いた」「パソコンは起動した」と満足感を覚えながら眠ってもかまいません。
毎日の勉強を長期間続けるには「疲れた日用のプラン」も立てておくと、いざという時に役立ちます。
「疲れた日は何をすればOKとするか?」というプランも、勉強を始める前に立てておきましょう。
毎日勉強することで得られる3大メリット
社会人が毎日勉強を続けると、勉強内容が身につくことの他にも大きなメリットが3つあります。
最後に、毎日勉強することで得られる「3つの大きなメリット」を見ていきましょう。
仕事のスピードと質が向上
仕事内容に直結する勉強を毎日続けると、成果が直接反映され、仕事のスピードと質が向上していきます。
オフィスワーク中心なら、オフィスソフトを学び直すことで業務の自動化が可能になります。また営業職など人と接する機会が多いなら、ビジネスマナーや心理学を学び直すことで営業成績が伸びることも。
「今の仕事を自動化できないか」「もっと顧客に寄り添った仕事をしたい」という時こそ、毎日勉強している成果が発揮される時です。
勉強を始めたばかりだと、まだ実感できないかもしれません。それでも確実にあなたの力となっているので、勉強内容が活かせる場面を探してみましょう。
転職やキャリアの幅が拡大
興味のある分野の勉強を毎日続けると、その分野に対する知識が積み重なります。
将来的にその分野の職種に転職したい場合は、毎日の勉強で身についた知識が転職後に発揮されるため、転職直後から活躍できることも。
また目指していた分野に転職できなかったとしても、勉強内容が活かせる別のキャリアを見出せる可能性もあります。
勉強を続けることは転職に限らず、あなた自身のキャリアの幅を大きく広げることに効果的なのです。
自信と自己肯定感の向上
毎日勉強を続けると「続けられている」ということ自体が大きな自信になります。
自信は小さな成功体験が積み重なることで得られますが、1日15分の勉強を続けることも小さな成功体験となるためです。
また自信がつくことで「自分もやればできるんだ」と意識も変わり始め、最終的に自己肯定感も高まり自分自身を認められるようになります。
自信を得て自己肯定感を上げるには、普通の生活をただしているだけでは身につきにくいです。「毎日15分の勉強」という成功体験で自信を育み、自己肯定感を高めることにも挑戦してみましょう。
まとめ:毎日の積み重ねが1年後を変える
今回は「毎日勉強」が当たり前になる、社会人におすすめの勉強テーマや継続のコツなどについてまとめました。
社会人は1日15分だけの勉強で、全国的に見て上位の勉強時間となること。
また勉強テーマはキャリアや業務に直結するものや、自分の思考自体を変えるものだとモチベーションが維持しやすいです。
さらに勉強を習慣化したいなら、勉強のハードルを極限まで下げたり、できたことを手帳などに記録したりして可視化すると長期間勉強を継続できます。
1日15分だけという小さな積み重ねですが、その積み重ねが1年後のあなたを大きく変えることになります。まずは勉強に充てられそうなスキマ時間を見つけることから始めてみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!


