「勉強を始めようと決意したのに、仕事の疲れで結局続かない…」と悩んでいませんか?
たしかに仕事で疲れていると、勉強し続けることが難しくなります。
でも実は、勉強を継続できない理由はあなたの「意志の弱さ」ではなく「勉強自体のやり方・仕組み」にあるのです。
今回は、社会人が勉強し続けるために有効な、意志の力に頼らない5つのルールについて紹介。
忙しい社会人でも挫折せずに、勉強を「歯磨きのように習慣化する」ための具体的な仕組みと、挫折しそうになった時の対処法について解説します。
「今、まさに勉強が辛い」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
社会人が勉強し続けるのが難しい理由
最初に結論を書くと「勉強できないのは自分の意志が弱いから」というのは誤解です。
今日から実践できる「小さな仕組み」から始めると、勉強を継続できます。
とはいえ、社会人が勉強し続けるのが難しい理由もいくつか存在します。
まずはその理由を見ていきましょう。
完璧主義になりすぎているから
勉強をやると決め、最初から「毎日2時間は勉強する」という目標を立ててしまうと、勉強し続けるのが難しくなります。
特に完璧主義的な考えを持っている方は注意が必要です。
当初は目標をクリアできていたとしても、1日2日と勉強を休んでしまうと「できなかった」という気持ちが大きくなります。
少しでも「できなかった」という経験をしてしまうと挫折感が残るため、完璧主義な方は「できないなら、しない」という考えになり、勉強をやめてしまうことが多いのです。
社会人で勉強し続けたいと思うなら、完璧主義な性格を緩めることから始めるもの大切なのです。
やる気に頼り切っているから
勉強し続けられない理由として次に多いのが「やる気に頼り切っている」ため。
脳のリソースには限度があるため、仕事で脳の疲労が積み重なると脳のウィルパワー(目標に向かって行動を続けるための心のエネルギー)が消費されてしまいます。
その状態で勉強しようとしても、ウィルパワーが枯渇しているため「やる気が出ない」となり勉強できないのです。
特に「やる気が出たら勉強する」という気持ちでは、いつまでたっても勉強できません。
勉強を続けたいと思ったら、やる気だけに頼らない方法も必要なのです。
始めるまでのハードルが高いから
「勉強する」と決めても、勉強を始めるまでのハードルが高い、または乗り越えるハードルの数が多いと、勉強し続けるのは難しくなります。
勉強するまでに
- 椅子に座る
- 机の上を片付ける
- 今日勉強する項目を決める
- テキストを開く
といったハードルがあると、準備するだけでやる気が削がれます。
特に仕事終わりに勉強する場合は、先ほども書いたように脳のウィルパワーが枯渇しているため、準備をするだけで精一杯という状況に。
社会人で勉強し続けたいと思ったら、勉強を始めるまでのハードルを低くし、ハードル自体の数も減らす必要があるのです。
やる気に頼らない!社会人が勉強し続けるためのルール5つ
社会人が勉強し続けるためには「完璧主義にならず」「やる気に頼り過ぎず」「ハードルを低くする」ことが必要です。
次はこれらの問題をクリアしつつ、社会人が勉強し続けるために大切な5つのルールを見ていきます。
「以前は勉強が続かなかった」という方も、これから紹介するルールを取り入れてみてください。
行動を最小化する
社会人で勉強し続けたいと思ったら、勉強という行動を最小化して取り組みましょう。
いきなり「1日2時間勉強する」のではなく「テキストを1ページ開く」「単語を1つ見る」という、最小単位まで勉強を分解して取り組みます。
そして最小単位の勉強ができたら、それだけで成功とみなすのです。
社会人はスキマ時間に勉強することが多いため、まとまった時間が取れる方が珍しいです。
勉強内容を最小単位まで分解することで勉強に取り組みやすくなり、1つできただけで成功と思うことで達成感も味わえます。
小さな成功体験を積み重ねることでも勉強の成果は表れるため、これから勉強するという方は行動を最小化してから取り組んでみましょう。
「すでにある習慣」に掛け合わせる
やる気に頼らず勉強を続けるには、勉強自体を習慣化することが必要です。習慣化できると、勉強を始める、また続けるための脳のリソースが少なく済むためです。
勉強を早期に習慣化するためには「すでにある習慣」に掛け合わせることが有効。
「朝のコーヒーを淹れたらテキストを開く」「通勤・移動時間にはスマホで英語を聞き流す」など、生活の中のすでにある習慣に勉強を組み込みます。
これは「If-Thenプランニング」と呼ばれる方法です。「○○をしたら■■をする」と条件づけることで、行動に割くエネルギーを節約できます。
すでにある習慣に勉強を掛け合わせることで勉強の習慣も自然と身につきます。まずは勉強を組み込めそうな習慣を洗い出してみましょう。
スキマ時間でこま切れ消化する
社会人で勉強し続けるためには、先ほども触れたようにスキマ時間を積極的に活用することが大切。
まとまった時間を探さず
- 通勤・移動中
- 昼休みの後半
- お風呂時間
などのスキマ時間に、勉強をこま切れ消化しましょう。
1つひとつのスキマ時間は、ほとんどが30分以下の短い時間です。ただ30分以下でも積み重なれば膨大な時間となります。
勉強しようと思ったら、まとまった時間を探すのではなく勉強に充てられるスキマ時間を探しましょう。
そして先ほど紹介した「If-Thenプランニング」を活用して勉強を組み込むのがおすすめです。
環境を強制的に変える
社会人が勉強し続けるためには環境も大切。まとまった時間が取れても勉強できる環境が整っていないと、気が散って勉強どころではなくなってしまうためです。
勉強しようと思ったら、自宅なら「スマホを手が届かない場所に置く」「タイマーをかける」などして、強制的に集中できる環境を整えましょう。
「自宅では勉強できない」という方は、カフェや図書館へ移動し、強制的に勉強するための環境に身を置くのもおすすめです。
また「1人だとサボってしまいそう」という方は、勉強報告専門のアカウントをSNSに立ち上げ「今から勉強する!」と公言するのも1つの方法です。
周囲の環境は、勉強の捗り具合に大きく影響します。
どうしても勉強する気になれない時は、強制的に環境を変えて気持ちも同時に切り替えましょう。
成果を可視化する
「勉強はできたのに、達成感が得られない」という方は、記録をつけて成果を可視化するのがおすすめ。
紙製の手帳・スケジュール帳に、勉強できたら丸印をしたりシールを貼ったりすると、振り返った際に勉強の成果がわかりやすくなります。
またスマホにTODOリストやカレンダーのアプリをインストールし、勉強できたら入力するという方法もおすすめです。
人は小さくても達成感を味わえると満足感が得られ、次の行動の意欲上昇に繋がります。
小学生時代の夏休みに行った「ラジオ体操スタンプ」を集めるように、勉強した成果も積極的に残していきましょう。
挫折しそうになった時の「復帰テクニック」3選
どんなに気をつけていても、勉強できない日が続くことはあります。社会人ならなおさらです。
勉強できない日が続くと「もういいや」となり、勉強自体を挫折することも。
次は勉強を挫折しそうになった時の「復帰テクニック」を、厳選して3つ紹介します。「今現在、挫折しそう」という方は、積極的に取り入れてみてください。
休みが続いても「挫折」と決めつけない
勉強できない日が続くと、人はどうしても「もういいや」となりがちです。この気持ちを克服するには「休みが続いても挫折と決めつけない」ことが大切。
2日連続で勉強できなかったとしても、3日目に1分でもテキストを開ければ「継続中」と再定義しましょう。
すると自分の中にある「継続中」の定義がいい意味で緩むため、変に気負わず勉強し続けることができるのです。
特に完璧主義な方は、1日勉強ができなかっただけで「もういいや」となってしまうことが多いです。私もそうでしたが、「継続中」の定義を緩めることで休みを挟みながらも継続できています。
「継続中」の定義を緩めることは、甘えではなく続けるために大切なことです。簡単に「挫折した」と思うのをやめて、緩く続けることを意識しましょう。
「やめること」を決める
「仕事や家事が忙しくて勉強時間が取れず、続けられない」という方は、勉強時間を確保するために「やめること」を決めてみましょう。
1日の時間は24時間と決まっているため、増やすことはできません。ただ「SNSのダラダラ見」や「無意識の動画視聴時間」など、勉強時間に充てられる時間はあるはず。
勉強し続けたいと思ったら、これらの時間を削り、改めて勉強のために時間を充てましょう。
最初はやめることを決めても「気づいたらやっていた」という状態になることも。ただ、気づいたその時がやめるきっかけです。
「気づいたらやっていた」ことに気づいたら、その行動をやめて、勉強する時間に少しずつ充てていきましょう。
仕事や家事で忙しくても、自分で無駄だと思う時間を勉強に充てることで「できた!」という満足感に繋がり、達成感も得られますよ。
目的を再確認する
どうしても勉強し続けるのが辛くなったら「勉強を始めた目的」を再確認しましょう。
勉強を始めた目的は人によって異なります。
- 昇進して収入をアップさせるため
- 資格を取得して転職するため
- 知識を増やして自信を得るため
など、あなただけの目的があったはず。
極端な話、社会人は収入さえあれば勉強しなくても生きてはいけます。それでも勉強したいと思ったのなら、それなりの理由があったから。
勉強を始める原動力を振り返ることで「そうだ。こう決めたんだ」という熱がよみがえります。
勉強を挫折しそうになったら改めて目的を再確認し、目的を紙に書き出すなど目に入るようにすることで挫折を防げます。
意外と効果があるので試してみてください。
勉強を維持・加速させるおすすめツール
勉強し続ける、また勉強自体の進み具合を加速させたいなら、勉強に使うツールも見直すのもおすすめです。
最後に勉強を維持・加速させるためのおすすめツールを紹介します。
手帳・勉強計画ノート
勉強の記録を残すにはスマホのアプリを利用するといったデジタルツールを使う方法もありますが、個人的なおすすめは紙製の手帳やスケジュール帳、ノートに手書きで記録すること。
実際に紙に書くことで達成感と満足感がより味わえ、振り返った際に自分の成長が一目でわかるためです。
手帳には様々なタイプがありますが、おすすめは「バーチカル」と「ウィークリー」タイプ。
バーチカルタイプは24時間の時間ごとに予定を決められるため、勉強できる時間の把握にも役立ちます。
またウィークリータイプは週ごとに予定を管理できるため「バーチカルほど予定を厳密に管理したくない」という方におすすめのタイプです。
管理人が実際に使っていたのは、セリアのバーチカルタイプの手帳と無印良品のウィークリータイプの手帳。
どちらも書き込みやすい様式のため、初めて手帳を取り入れるという方におすすめです。
年末年始や仕事始めなど、区切りが良いタイミングで手帳や勉強計画ノートを取り入れてみましょう。
文房具
勉強に欠かせない相棒が、シャーペンやボールペンといった文房具です。
勉強内容に応じて必要な文房具も異なりますが、シャーペンやボールペンは初期投資として書き心地の良いものを選ぶと、勉強する際のストレスが減ります。
また必要に応じて付箋やペンケースなども揃えると、勉強に対するモチベーションが上がり、勉強自体も続けやすくなります。
勉強を始めたいと思ったら、手帳やスケジュール帳と一緒に必要な文房具を揃えるなど、形から入るのもおすすめです。
以下の記事では、社会人の勉強におすすめのノート・ルーズリーフを紹介しています。ノート選びに迷ったら参考にしてみてください。
デスク環境
「主に自宅で勉強したい」という方は、自宅のデスク環境にもこだわってみましょう。特に自分に合った椅子やデスクを使うことで、勉強していても疲れにくくなります。
椅子のおすすめは「エルゴノミクスチェア」という、人間工学に基づいて作られた椅子です。長時間座っても疲れにくいのが最大の特徴。
またデスクは昇降機能があるものがおすすめ。自分の姿勢に適した高さ調整ができるため、椅子と合わせるとより疲れにくくなります。
「勉強に本格的に取り組みたい」と思ったら、椅子やデスクといったデスク環境にも気を配りましょう。
まとめ:勉強を「日常の歯磨き」まで落とし込もう
今回は社会人が勉強し続けるために大切な、意志に頼らない5つのルールなどについて紹介しました。
社会人が勉強し続けるためには、行動を最小化したり「すでにある習慣」に勉強を掛け合わせたりすると、無理なく続けやすいこと。
また挫折しそうになった際は簡単に挫折と決めつけず、時間の過ごし方を見直し、目的の再確認をすると挫折を防げます。
勉強は特別なことと思いがちですが「日常の歯磨き」レベルまで勉強を落とし込むと無理なく続けられます。
まずは今日の仕事終わりに、テキストを机に上に出して寝ることから始めてみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!



