「勉強したいと思っているうちに、もう30代・40代を迎えてしまった…」
社会人の勉強は時間との戦いでもあるため、30代・40代になると「もう勉強しても意味がないのでは」と思ってしまいますよね。
でも、まだ遅くありません。
今回は「勉強を始めたい」という30代・40代の社会人におすすめの本を厳選して6冊紹介します。
まずは本を読むことを、本格的な勉強を始めるきっかけにしてみましょう。
アラサー・アラフォーに勉強・学び直しが必要な理由
結論を書くと、大人の勉強法や勉強そのものの習慣化の方法を知るには、本から知識を得るのが一番の近道です。
でも「そもそも、どうして30代・40代に勉強や学び直しが必要なの?」と疑問に思いましたよね。
アラサー・アラフォーに勉強や学び直しが必要な理由として、大きく次の3つが挙げられます。
キャリアの焦り
30代・40代は20代と違い、仕事のキャリアに対して焦りを抱える場面が多いです。
「会社の同僚が昇進した」「大学時代の同期が社長になった」など、他人と自分の立場を比べてしまうことが増えるためです。
他人と比較すると、どうしても「自分は情けない」という気持ちになりがちですが、打開するきっかけが勉強にあります。
自分に足りない部分を改めて見つめ直し、素直に学び直すことで新しいキャリアを積み上げられます。
キャリアに焦りを抱えた時こそ、自分をより成長させるための知識と学びが必要なのです。
10年後を迎えるリスク
「今はそんなに焦りを抱えていない」という30代・40代の方にも、勉強や学び直しは必要です。
理由は「今のスキルのまま10年後を迎えることにリスクがある」から。
自分でも「そんなにスキルが高くない」と思っている状態のまま10年後を迎えると、昇進はおろか、最悪リストラ候補に名前が上がるかもしれません。
重い責任は負わないかもしれませんが、裏を返せば「責任を負わせられない人材」というレッテルを貼られることも意味します。
10年後から勉強や学び直しを始めるよりも、今の時点から勉強を始めた方が将来を明るく見通せるのです。
選択肢を増やすツール
大人になってからの勉強は「知識の暗記」ではなく「キャリアの選択肢を増やすためのツール」でもあります。
学生時代は知識の暗記をすることで、学びの下地や基礎を築きました。ただ大人になると単なる知識の暗記だけでは、状況を打開できない場面が多くなります。
そこで「キャリアの選択肢を増やすために」という思いで学び直しをすることで、今はもちろん将来の仕事の選択肢を増やすことに繋がるのです。
30代・40代は様々な選択肢が増える年代でもあるため、まさに勉強が必要な時期なのです。
【方向性を決定】生き方・キャリアを見つめ直す2冊
30代・40代での勉強は、大人だからこその勉強法や勉強の習慣化の方法を知ることから始めます。
繰り返しますが、今まで本格的に勉強していなかったという場合は、まず読書から始めるのが最適。本を読む中で様々な考え方に触れられ、書かれている知識がそのまま自分の知識になるからです。
ここからは30代・40代の学び直しにおすすめの本を、厳選して6冊紹介します。
まずは「何のために学ぶか」「自分の強みは何か」と、生き方やキャリアを見つめ直し、人生の方向性を決め直す2冊です。
ライフ・シフト
「定年まで今の会社にいるイメージが湧かない」「40代から新しい挑戦をするのは遅すぎるか?」と悩む方におすすめしたいのが、リンダ・グラットン氏、アンドリュー・スコット氏共著の『ライフ・シフト』です。
[PR]
様々なテレビ番組でも取り上げられた本なので、見聞きした方もいるはず。
『ライフ・シフト』は「人生100年時代」という言葉の火付け役となった名著です。
これまでの「教育・仕事・引退」という段階を経た生き方ではなく、年齢に関係なく何度も学び直し、何度もキャリアを変える「マルチステージ」の時代が来るというのが本書の定義です。
本書でいえば、アラサー・アラフォーは人生の折り返し地点すら迎えていないことになります。
そのため「今から新しい勉強を始めても遅くないんだ」と、これからのキャリアを長期的な視点で、ポジティブに再構築するための勇気が得られる1冊となっています。
「どのように生き方・働き方を変えるべきか」が全11章にわたって解説されているため「自分の生き方を見つめ直したい」方にピッタリの1冊でもあります。
苦しかったときの話をしようか
「自分には特別なスキルがない」「これといった強みが見つからない」と焦る方におすすめしたいのが、森岡毅(もりおか つよし)氏の『苦しかったときの話をしようか』です。
[PR]
本書は自分の強みをビジネスの武器に変換するための、全6章にわたるキャリアの教科書です。
稀代のマーケターと言われる森岡氏が、就職活動に悩む実の娘に向けて書き溜めた、プライベートな手紙が元となっています。
残酷なほどリアルなビジネス社会の現実を示しつつ「自分の強みの見つけ方」「キャリアへの活かし方」の具体的なフレームワークについて解説。
「劣等感に襲われるとき」「無価値だと追いつめられるとき」「『不安』と向き合うには」など、特に本書の後半は30代・40代に響くものがあります。
これまで積み上げた経験の中から、自分だけの「武器」を掘り起こし、今後の市場価値を高めるための具体的な自己分析の指針にもなるのも特徴。
「今現在、キャリアについて苦しい状況にある」という方に、特におすすめしたい1冊です。
【挫折しない】大人の独学法がわかる2冊
次は、挫折しない大人の独学法がわかる2冊を紹介します。
仕事や家庭で忙しいアラサー・アラフォーだからこそ、タイパを最大化する「正しい勉強のやり方」を身につける方法を学びましょう。
独学大全
「勉強を始めても三日坊主で終わってしまう」「忙しくて勉強時間が作れない」という方には読書猿(どくしょざる)氏の『独学大全』がおすすめです。
[PR]
本書は「時間がない」と感じている大人に向けの、勉強の挫折を未然に防ぐ「学びの百科事典」です。
あらゆる「学ぶ人」のために、古今東西の独学技法を55個も網羅した、圧倒的なボリュームのある1冊となっています。
「勉強の時間が足りない」と感じる方はもちろん「モチベーションが湧かない」「どんな本を読めばいいのかわからない」といった社会人が直面するすべての挫折ポイントに対して、具体的な解決策や技法を提示しています。
分厚い本ですが、最初から最後まで読まなくても大丈夫。勉強につまずいた時に辞書のように開くことで、あなたの学び直しを支えてくれます。
「一生モノの相棒」として、手元に置きたい1冊です。
知的戦闘力を高める 独学の技法
「資格の暗記勉強に意味を感じない」「インプットした知識をどう仕事に活かせばいいのかわからない」という方におすすめなのが、山口周(やまぐち しゅう)氏の『知的戦闘力を高める 独学の技法』です。
[PR]
本書は受験勉強と決別するための、知識をビジネスの成果に変えるインプット術について書かれたものです。
30代・40代の勉強は、学生時代のような「ただ知識を暗記するテスト対策」では意味がありません。
『知的戦闘力を高める 独学の技法』で強調しているのは、ビジネスやキャリアの現場で実際に使える「知識戦闘力」を高めるための、戦略的な独学法についてです。
「何を学び、何を学ばないか」のジャンル選定から、得た知識を自分の中で抽象化し、仕事のアイデアとしてアウトプットするまでの仕組みがわかります。
情報の価値が安くなり続ける現在において、知識を本当に使える武器へと変える方法が書かれた1冊です。
【武器を磨く】「一生モノの思考スキル」を鍛える2冊
次は「一生モノの思考スキル」を鍛えるためにおすすめの2冊を紹介します。
スキルチェンジや昇進に直結する、ビジネスパーソンとしての基礎体力を圧倒的に高める方法を、次の2冊から学びましょう。
イシューからはじめよ[改訂版]
「いつも仕事や勉強に追われているのに成果が出ない」「どの職種でも通用するポータブルスキルを身につけたい」という方におすすめなのが、安宅和人(あたか かずと)氏の『イシューからはじめよ[改訂版]』です。
[PR]
本書は、無駄な努力をゼロにし、どの業界でも通用する究極の思考法を解説した1冊。圧倒的に生産性が高い人が共通して持っている「問題解決のロードマップ」を明かしたバイブルでもあります。
『イシューからはじめよ』では、「イシューとは『2つ以上の集団の間で決着のついていない問題』であり『根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題』の両方の条件を満たすもの」と定義。
「本当に価値のある仕事は、イシューの設定から始まる」とも書かれています。
「バカ正直に全ての問題を解こうとするな」や「まずは『本当に解くべき本質的な問題(イシュー)』を見極めろ」というメッセージは、時間に追われる社会人の心に突き刺さります。
この「イシューを見極める力」は、業界や職種が変わっても一生活用できる、最強のポータブルスキルです。手当たり次第の勉強を卒業し、最少の努力で最大の結果を出すための思考力が、本書を読むことで身につけられます。
改訂版では「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」という項目やコラムが追加され、旧版よりも24ページ多くなっています。これから初めて読むという方は改訂版がおすすめです。
エッセンシャル思考
「より少ない労力で最大の成果を出したい」「自分にとって本当に大切なものが何かわからない」という方におすすめしたいのが、グレッグ・マキューン氏の『エッセンシャル思考』です。
[PR]
本書の最大の特徴が「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」が書かれていること。
より多くの仕事をこなすためのものではなく、やり方を変え、ものの見方を大きく変える思考法について書かれています。
本書ではエッセンシャル思考について全21章にわたって解説。
「エッセンシャル思考とは何か?」から始まり、「見極める力」「捨てる技術」「しくみ化の技術」と続き、読者がスムーズにエッセンシャル思考について理解できるようになっています。
「今も努力しているのに成果がなかなか出ない」という方は、多くを背負い過ぎているのかもしれません。本書は、仕事における荷物を減らすことにも役立つ1冊です。

私も実際に読みました。初めて読んだ際は理解があまりできませんでしたが、ふとした時に再読することでエッセンシャル思考の考え方を理解できました。現在もエッセンシャル思考の考え方を参考に、取り組むことを絞って力を注いでいます。
30・40代が勉強を習慣化するためのコツ
ここまで30代・40代におすすめの本を紹介しました。
最後に、本を読んだだけで終わらせないための、勉強を習慣化するコツを紹介します。
小さく始める
勉強を始める際は、いきなり「仕事終わりに2時間勉強する」と大きな行動を取らず「1日15分だけ勉強してみる」と小さく始めましょう。
本を読み終わると自分が大きく変わった気分になり、何でもできそうな感じにもなります。
ただ、その高揚感のままに「1日2時間勉強する」「資格取得のためにスクールに通う」と大きな行動を取ると、次第に気力がしぼんでいき、挫折してしまうことも。
本を1冊読み終わったら、まず「本の内容を要約する」などできそうなことから始め、「1日15分勉強する」など小さな行動を積み重ねていきましょう。
小さな行動を積み重ねる方が挫折しにくく、長期的に見ても大きな変化に繋がりますよ。
記録をつける
勉強をただ続けるだけでは、振り返った際に「あれ?どれくらい勉強したのかな」と、勉強した積み重ねを感じづらくなります。
勉強する際は手帳や日記に記録をつけ、モチベーションを維持することも大切。
勉強記録をつけることで、手帳や日記を振り返った際に「こんなに勉強したんだ!」と積み重ねを実感できます。
また、勉強できた日にスタンプやシールなどで印をつけると、よりわかりやすいです。
勉強を小さく始めたら、同時に記録をつけることも忘れず行いましょう。
アウトプット前提で学ぶ
社会人は勉強に充てられる時間が限られているため、ただインプットするのではなくアウトプット前提で学んだ方がより知識が身になります。
インプットとアウトプットの比率は「1:9」にするのが理想。インプットを「1」したら、すぐに「9」のアウトプットをしましょう。
アウトプットの例としては
- 学んだことを仕事で試す
- ノートに要約する
- ブログに書く
などが挙げられます。
最初はアウトプットに慣れないかもしれませんが、続けるうちにコツが掴めます。
アウトプットすることで学んだ知識が自分の中に定着するため、積極的にアウトプットを実践しましょう。
まとめ:未来のための「今日から1ページ」
今回は、勉強を始める30代・40代の社会人におすすめの本を紹介しました。
大人の勉強法や勉強自体の習慣化の方法を知るには、本を読むのが一番の近道だということ。
また実際に読む本は「生き方・キャリアを見つめ直す本」「大人の独学法がわかる本」「『思考スキル』を鍛える本」のジャンルから読むのがおすすめです。
勉強や学びは30代・40代になってからでも十分行う価値があります。
未来のために、今日から1ページの学びを積み上げていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!


