「仕事が終わると、疲れて何もできない」
「気づいたらスマホを触って2時間も経っていた」
勉強したいと思っていても、実際は疲れていたりスマホを操作したりして結局「時間がない」と感じてしまいますよね。
でも実は、4つのステップを実践することで勉強時間を確保できるんです。
今回は、社会人が勉強時間を確保する4つのステップについてまとめます。
特に「勉強する時間がない」と感じている方におすすめの内容です。
なぜ「時間ができたら勉強する」だと挫折するのか?
結論をまず書くと、勉強時間は「時間が空いたら勉強する」のではなく「先に天引きする」ものです。
特に「仕事が終わって時間があったら勉強しよう」という考えだと、高確率で勉強自体を挫折します。
きっとあなたも経験があるはず。
なぜ勉強時間は先に天引きするべきなのか、詳細をまずは見ていきましょう。
勉強時間は「先取り・天引き」が鉄則
社会人が勉強しようと思った時、先ほど書いたように勉強時間は「先取り・天引き」するのが鉄則です。
社会人は、仕事はもちろん、家事や育児でも忙しいので時間がいつも足りない状態です。そこに勉強時間を組み込もうと思うと「時間ができたらやる」という思いでは、いつまで経っても勉強できないままに。
結果的に勉強する気がなくなり挫折してしまいます。
これを防ぐには、勉強時間を先取り・天引きすること。
「この時間は必ず勉強する」と最初に決めておくことで、その時間がきたら自動的に勉強モードに入れ、取りかかれます。
「勉強時間を確保したい」と思ったら、まずは「勉強時間は先取り・天引きする」という考え方が必須なのです。
1日の振り返り不足が「時間がない」の正体
とはいえ、仕事や家事に追われると「勉強する時間なんてない」と感じますよね。
でも「時間がない」の正体は「1日の振り返り不足」が招いていることが多いのです。
手帳やアプリでの時間管理をしていないため、勉強しようと思った時に「何となく時間が足りない」と感じることに。
勉強を生活に取り入れたいと思い、勉強時間の先取り・天引きをすると決めたら、次の項目で詳しく解説する「時間の見える化」から取り組みましょう。
勉強時間に充てられる時間が意外と見つかりますよ。
ステップ1:まずは「時間の見える化」から始める
勉強時間を先取り・天引きすることが鉄則だとわかったところで、次は社会人が勉強時間を確保する4つのステップを具体的に紹介します。
まずは今使っている時間を把握する「時間の見える化」から始めましょう。
ノートやアプリに「1週間の24時間」を書き出す
勉強の時間確保をしたいと思ったら、最初はノートやアプリを使ってあなたの「1週間の24時間」を把握しましょう。
やり方は簡単で、ノートにペンで1週間分の24時間を帯グラフ状に描き出すだけ。またスマホのアプリなら、スケジュール欄に行ったことを入力していきます。
「一気に1週間分を書くのが大変」という場合は、1日の終わりにその日の行動を振り返って記入しましょう。
1週間分の記入が終わったら、グラフを見返して次の段階に進みます。
知らずに消費「なんとなく時間」を洗い出す
1週間分の24時間グラフを描き出し終わったら、次は知らずに消費している「なんとなく時間」を洗い出します。
代表的な「なんとなく時間」として
- スマホでひたすらショート動画を見ていた
- 必要以上に長風呂した
- 目的もなくテレビを見ていた
などが挙げられます。
これらの「なんとなく時間」が、勉強時間に充てられる時間です。
「なんとなく時間」はそのままだと、ただ消費するだけの時間です。でも勉強時間に変えることで、成長のための時間に充てられます。
勉強時間を先取り・天引きする際は「なんとなく時間」を優先的に勉強時間に充てていきましょう。
ステップ2:日常生活で「やめること」を決める
今使っている時間が洗い出せたら、次は「やめること」を決めます。
ポイントは、単に「あれもこれもやめる」のではなく「生活の質を落とさずに、無駄だけ削る」を意識すること。
先ほどわかった「なんとなく時間」も含めて、日常生活でやめることを決めましょう。
勉強時間を生み出すために手放せる「3つの行動」
やめることの第一候補は、先ほど洗い出した「なんとなく時間」の行動です。
代表的な以下の3つの行動は、特にやめることの優先順位が高いので、自分に必要ないと感じたら勉強時間にスライドさせましょう。
なんとなくスマホ
SNSや動画サイト、まとめサイトなど、特に目的もなく画面をスクロールしている時間は、個人差はあるものの1日平均1~2時間におよぶと言われています。
実際はスキマ時間だったとしても、1日に1~2時間もスマホを見ていたとなれば「もったいなかった」という気持ちになりますよね。
対策としては「スマホは絶対に触らない」というのが理想ですが、実際はそういかないため、物理的に距離を置くためにスマホの置き場所を変えましょう。
帰宅したらスマホはリビングの定位置に置き、勉強机には置かないようにします。
またスマホのスクリーンタイム機能を利用して、夜21時以降はSNSアプリにロックがかかるように設定するのもおすすめです。
スマホのダラダラ見をやめるだけでも、勉強時間は大幅に確保できます。思い当たる方は、さっそく今夜から実践しましょう。
必要以上の長風呂
入浴は1日の疲れを癒すためのリラックスタイムです。
ただ、リラックスタイムのつもりが湯船でスマホを見ていて、気づいたら40分も経っていたという、よくある長風呂の罠があります。
適度な長さの入浴ならリラックスできますが、あまりに長すぎると体力を消耗し、お風呂上りに眠くなるため勉強もできなくなります。
対策としては、平日はシャワーだけにすること。または「湯船に浸かるのは10分のタイマーが鳴るまで」と決めると、毎日20~30分ほど時間が浮きます。
浮いた時間を勉強時間に充てるようにすれば、勉強自体の習慣化にも繋がります。
長風呂になりやすいのは女性に多いと思われるので、今夜から試験的に時間短縮に取り組んでみましょう。
21時以降のテレビ・動画視聴
夕飯も入浴も終わり、あとは寝るだけとなった後、ベッドに寝転びながらテレビや動画視聴をしていませんか?
夜にテレビや動画など光の刺激が強いコンテンツを見ると、脳が興奮し、睡眠の質が下がってしまいます。結果的に翌朝はスッキリ起きられず、朝の勉強ができない「朝活失敗」に。
対策としては「平日は見ない。代わりに金曜の夜と土日に楽しむ」と、コンテンツを楽しむ日にメリハリをつけることが有効です。
平日の21時以降はそのまま寝るか勉強の復習に充てると、翌朝もスッキリと目が覚め、朝活の時間も取れます。
またコンテンツを楽しむ日を決めることで気持ちにも余裕ができ、その日が来たら思いきり楽しめます。
21時以降のテレビや動画視聴をやめることは「睡眠の質向上」と「勉強時間確保」の一石二鳥の効果があります。さっそく今夜から取り入れましょう。
仕事の残業を減らすためのタイムマネジメント
ここまで紹介した「3つの行動」以外にも、日常生活でやめられることはあります。
代表的なのが「仕事の残業」。
現在は仕事のタイムマネジメントも進んだため、むやみに残業を強いる環境は少なくなりつつあります。それでも「周囲が残業しているから」「昇進に響くから」という理由で残業している方もいます。
対策としては、定時直前の差し込み仕事は断ったり、翌日に回したりしましょう。
定時が17時30分だとしたら、17時以降に振られた緊急性の低い仕事は「本日中の対応が必要か?」「明日の朝一の対応でもいいか?」と確認する癖をつけます。
また「とりあえず会議」の時間も、やめられる時間となります。
自分が主催する会議や打ち合わせは、デフォルトが1時間なら半分の30分で設定し、会議自体の長さを短縮しましょう。
またアジェンダのない会議には参加前に目的を確認し、断ることができるなら出席を断ることも検討しましょう。
仕事は多人数が関わることなので、個人的な理由で断ることは難しいです。それでも勉強時間を確保したいと思ったら、勇気を出して断る相談をしてみましょう。
ステップ3:【生活シーン別】無理のない勉強時間の確保法
日常生活でやめることを決めたら、次は無理のない範囲で勉強時間を確保します。
今回は生活シーン別に、勉強の時間確保法を紹介します。取り入れやすいと感じた方法を実践してみてください。
【朝】朝活勉強
「朝、早起きすることが苦じゃない」「朝なら時間が取りやすい」方は、朝活勉強を取り入れましょう。
最初は15分だけ早起きすることから始め、食事の前後、集中しやすい時間に勉強します。
15分の早起きに慣れたら、1分ずつ時間を早めて勉強時間を延ばしましょう。
また出勤前にカフェに寄って勉強するのもおすすめ。
「人目がある方が集中できる」という方は、会社に行く前、チェーン店のカフェなどに寄って勉強する習慣を身につけましょう。
【通勤・移動】スキマ時間勉強
「通勤にバスや電車を使う」「外回りで移動時間が多い」という方は、通勤・移動中のスキマ時間を勉強時間にします。
テキストを開いてもいいですが、邪魔になる・荷物になる場合は耳から音声で学んだりスマホアプリを利用したりする勉強を取り入れましょう。
英語の学習ならリスニングを、ビジネススキルを上げたいならビジネス書のオーディオブックを聴くことで、移動中のスキマ時間も活用できます。
またスマホに学習アプリをインストールすると、気軽に勉強に取り組めます。
通勤中や移動中の時間はスマホを見ている時間が多いため、積極的に勉強時間として活用しましょう。
【夜】ハードルを下げる工夫
「仕事が終わってからの方が集中できる」「夜の静かな時間帯に勉強したい」という方は、仕事終わりの夜を勉強時間に充てましょう。
ただ、夜は1日の疲れが一気に出やすい時間帯でもあるので、疲れていても机に向かえる工夫が必要です。
問題を解けるだけの余力がある場合はテキストを開いて行いましょう。
逆にどうしてもヘトヘトな日は「参考書を開くだけ」「講義動画を1本観るだけ」など、自分の疲労度に応じて勉強メニューを切り替えます。
今の疲労度で何ができるかは、ある程度実践してみないと把握しづらいです。
それでも勉強を続けることで感覚は掴めるので、仕事終わりに勉強したい方は「疲れていても何ならできるか?」を把握することから始めましょう。
ステップ4:【状況別】1日のタイムスケジュール実例
生活シーン別の勉強時間の確保法がわかったら、最後のステップとして具体的な1日のタイムスケジュールを組みます。
今回は状況別にタイムスケジュールの具体例を2パターン挙げます。
具体例を参考に、あなただけのタイムスケジュールを実際に組んでみましょう。
例1:ほぼ毎日残業がある独身の社会人
まずは「ほぼ毎日残業がある、一人暮らしで独身の社会人」のタイムスケジュール例です。
- 6:30起床・身支度
- 7:00〜7:30自宅のデスクまたは近くのカフェ【30分】
参考書の精読・問題を解く(最優先タスク)
- 8:00〜8:30通勤電車(往路)【30分】
スマホアプリで単語・一問一答
- 9:00〜18:00仕事(残業1時間含む)
- 18:30〜19:00通勤電車(復路)【30分】
音声メディアでの耳学(ビジネス系・英語など)
- 19:30帰宅・夕食・お風呂
- 21:00自由時間(手帳タイム・読書など)
ここではあえて勉強せず、リラックスに充てる
- 23:00就寝
ポイントは「夜の勉強を諦め、朝と通勤時間に勉強を全振りする」こと。
残業をしているため帰宅後の夜は頭が回らないことを考慮し、夜の勉強は行いません。
その代わり朝と通勤時間を天引きし、朝はカフェでテキストを、通勤時間はスマホで音声学習を行うことで1日90分の勉強時間を確保しています。
「残業が多くて勉強時間が取れない」という方は、こちらの例を参考に勉強の時間確保に挑戦しましょう。
例2:家事・育児を両立する社会人
次は「子育て中で共働き、まとまった時間が取れない社会人」のタイムスケジュール例です。
- 6:00起床・朝の家事・子供の支度
- 8:15〜8:30子供を送り、始業前の自席(または車内)【15分】
テキストを1チャプターだけ読む
- 9:00〜17:00時短勤務
- 12:30〜12:50昼食後の残り時間【20分】
午前中に間違えた問題の復習
- 17:30〜21:00お迎え・夕食・寝かしつけ(怒涛のノンストップゾーン)
- 21:15〜21:30キッチン片付け(皿洗い・洗濯干し)【15分】
ワイヤレスイヤホンで講義音声を聴く(耳学)
- 22:00〜22:15手帳を開くついでに机に向かう【15分】
明日やることを整理+暗記モノの確認
- 22:30就寝
ポイントは「スキマ時間を積極的に活用する」こと。
まとまった時間が取れないため、15~20分の極小スキマ時間を3~4回組み合わせて勉強時間を確保しましょう。
始業前と就寝前にはテキストを、キッチンの片付け時などには耳で勉強内容を聞く「耳学」を利用します。
上記の例ではスキマ時間ではあるものの、合計で1時間以上も勉強時間を確保できます。
「家事・育児に追われて時間がない」という方は、スキマ時間を勉強時間として確保できないか考えましょう。
挫折を防ぐ!時間管理に役立つおすすめツール
ここまで社会人が勉強時間を確保する4つのステップをまとめました。
最後に勉強の挫折を防ぎ、時間管理に役立つおすすめツールを紹介します。取り入れやすいものを活用してみましょう。
バーチカルタイプの手帳
社会人が勉強計画を立てる際に役立つのが、手帳やスケジュール帳です。
手帳やスケジュール帳には「マンスリー」「ガントチャート」などのタイプがありますが、社会人の勉強計画と立てる際には「バーチカルタイプ」がおすすめ。
バーチカルタイプは見開きで1週間、縦軸に24時間の時間軸が書かれているため、時間単位でその日のスケジュールを計画できます。
時間ごとのスケジュールなので、仕事の前後や寝る前などの時間を把握でき、勉強の計画も立てやすいです。
「初めてバーチカルタイプの手帳を買う」という方は、セリアのバーチカル手帳がおすすめ。
前半がマンスリータイプ、後半がバーチカルタイプなので、月ごとの大まかな予定も書き込めます。またTODOリストやメモ欄もあるため、1週間の目標や1日の振り返りなども書き込めて便利です。
2026年版は1月始まりと4月始まりが販売されていたので、店頭で見かけたら手に取ってみましょう。
スタディプランナー
スタディプランナーとは、日々の学習時間はもちろん、TODOリストや試験までの日数を書き込むことで、勉強のモチベーションを高めることに特化したノートのこと。
「計画的に勉強を進めたい」「試験日から逆算して勉強計画を立てたい」という方に適したノートです。
おすすめはコクヨの「キャンパス 時間管理がしっかりできる スタディプランナー」。
時間管理がメインのスタディプランナーで、週単位・1日単位で目標設定と振り返り、TODO管理もできます。サイズはA5とセミB5があり、文字が書きやすい大きさを選べるのもポイント。
「初めてスタディプランナーを取り入れる」という人はコクヨのスタディプランナーを選んでみましょう。
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スマホアプリ「ColorNote」
「スマホのアプリで勉強予定を管理したい」「シンプルな予定管理アプリがいい」という方は、スマホアプリの「ColorNote」をインストールしてみましょう。
「ColorNote」では、長文入力用の「テキスト」と、TODOリスト作成用の「チェックリスト」の2モードから入力スタイルが選べます。
またメモの色を選べるため、カラー別に勉強の計画分けをすることもでき、見た目にもわかりやすいです。
さらにカレンダーモードにも切り替えられるため、その日の勉強予定を「チェックリスト」で管理し、振り返りを「テキスト」で行うことも可能です。

私も実際に使用しているアプリです。基本無料で使え、広告も表示されません。「勉強計画をわかりやすく色分けして管理したい」という方に特におすすめです!
まとめ:完璧を目指さず「1日15分」の確保から
今回は、社会人が勉強時間を確保する4つのステップを中心にまとめました。
社会人が勉強時間を確保するには、まず時間の見える化をし、日常生活でやめることを決めること。
そのあとで無理のない範囲で勉強時間を確保し、1日のスケジュールに落とし込むと勉強を挫折しにくくなります。
勉強時間を確保したいと思ったら、最初から完璧は目指さず「まずは1日15分」の時間確保から始めましょう。
さっそく今日の仕事が終わったら、時間の見える化から始めてみませんか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

